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あなたが教えてくれた、あなたのもう一つの『ものがたり』

久高島での旧暦年越し

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沖縄は旧暦で動いているということで2月16日はその元旦にあたり、私は沖縄在住の素敵な友人に案内してもらいながら、久高島で年越をしました。

 

冬の沖縄はリゾートたっぷりの南国的な印象とは真逆で、ここ数ヶ月晴れ間のある日はほとんどなく鬱々とした日が続いたらしい(毎年そうなんだって)。だけど久高島に滞在したこの2日間は、朝も夜も雲1つない蒼天を何度も仰ぎ見ることができて、グラデーションのひどく美しい夕日も、砂浜で寝転がって見る満点の星空も、そして2018年の御来光も、運よくすべての天体ショーを満喫することができました。景色が胸に染み渡るみたいな瞬間はたくさんあって、そこに軽やかな感情を重ねたり、秘めていた小さなものが引き出されたり、不要であればその空間に昇華されたり、ただただ空の演出に己を委ねるみたいな時間は、一瞬を永遠とさえ感じさせてくれるなと思いました。ゆったりと過ごしているのに非常に濃縮されている、という2つの矛盾した性質が両立しているかのような、そんな時間でした。

 

こりゃ2018年走りきれるのか?みたいなスッキリしないこと続きだったけど、長い2017年がやっと新しい時間を刻めと言ってくれたような気がします。

 

 

沖縄は去年から何かあってもなくても行きたいと思ったら飛ぶ場所になっていて、去年からかなりの頻度で沖縄にきています。

今年は何度、ここに来れるでしょうか。何度、あの空を見ることができるだろう。


出会った人たちとの間で、どんな物語が生まれてくるのだろうか。
ただただ、瞬間の喜びを重ねるばかりの1年でありますように。

 

2018年、今年もよろしくお願いします。

 


KANOROMANCE